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世界各地で異常気象 地球温暖化が一因!
今年5月以降、世界各地で記録的な異常気象現象が起きています。気象庁気候・海洋気象部によりますと、異常高温は「イタリアからアフリカ北部」「トルコから紅海沿岸」「米国の東、中西部」などで続いている。アジア周辺は大雨。中国南部、バングラデシュやスリランカで大きな被害。異常少雨が続くのはバイカル湖の南からモンゴル北部、スカンディナビア半島、トルコ等。
東大気候システム研究センターの木本教授は「長期的な変動の原因の1つに地球温暖化の影響がある」「21世紀は寒暖を繰り返しながらさらに気温が上昇し、最高気温を更新する地域が相次ぐ」と指摘しています。
2002年度はこの100年で一番の海面上昇 地球温暖化が一因!
昨年はこの100年で一番海面が上昇していたことが報道されました。宮島の厳島神社の床に海水が噴出している映像が流されました。まさに海面上昇で沈没していく世界から注目を集めているツバル諸島の光景がそこにありました。又、環境省のホームページにも異様な写真がありました。
タイのチャオプラヤ川河口の西側。以前は陸域にあった電柱列が海岸の浸食によって沖合数百mの海中に取り残されている。
今年から、神奈川県鎌倉市の稲村ガ崎も海岸侵食により海水浴が出来なくなりました。
藻場のCO2固定量はカンバ林等の広葉樹林に匹敵
中部電力の「大型藻類群落の拡大によるCO2固定に関する研究」によりますと、カジメが光合成作用により吸収する純固定量(光合成作用―呼吸作用)は1181g‐CO2/u/Yとなることがわかった。この純固定量はカンバ林等の広葉樹林に匹敵する値であったと発表。環境省でも注目し始めている模様。
詳しくはhttp://www.icett.or.jp/contentsj.nsf/Main?OpenFrameset
海の森づくりが急がれますね!
海の森づくり推進協会の総会が開催されました
7月6日海の森づくり推進協会の総会が開催され、今後の協会の活動方向が明確になった総会になりました。海の森が担う様々な効用(海水の浄化・水産資源の増加・二酸化炭素の吸収等)を広め、海の森づくりを進めるため技術が出揃いました。
@ 空き生簀でのコンブ種糸100m運動
A
養殖漁場と同じ面積での海藻養殖
B 浅海での海藻藻場造成
C
浅海での海草(アマモ等)藻場造成
D 既設のコンクリート魚礁への藻礁盤の設置
E 湾内での延縄暖簾式人工藻場造成
F 沖合いでの浮沈延縄式人工藻場造成
G 動物・植物(アワビと海藻等)との複合エコ養殖
H 省エネで限りなくゼロエミッションに近い陸上養殖等等です。
それぞれの地域や海域の条件に合わせた施策が可能になり海の森づくりが大きくすすむことが期待されます。それぞれの技術については次号にて御案内いたします。
今後の協会の推進力として新たに新役員が推薦されました。
境 一郎氏 陶 敏彦氏 齋藤 文明氏 村田 八郎氏の4名です。
境先生は上記技術を駆使し、神奈川から全国に広めていこうと力強く発言されました。陶氏も境先生と共に技術指導に力を注ぐ旨、斎藤氏は神奈川の三浦での活動に、村田氏は愛媛県宇和島で活動していくことを各氏が熱く語りました。