発行2005年3月24日  No,30

 

 


海の森づくり “こんぶサミット in おおむら”のご案内

名  称 海の森づくり こんぶサミット i n大村(仮称)

日  時  2005年4月22日 (金)〜 23 日 (土)

会  場  シーハット大村 さくらホール( 長崎県大村市幸町 25-33 )

参加費    1,000 円( 22 日の弁当込み)

主  催  海の森づくり こんぶサミット実行委員会

共  催  NPO「海の森づくり推進協会」

事務局    長崎県大村市西大村本町 306-1

        電話: 0957-52-1883 ; ファックス:  0957-53-7715

 

趣  旨

我が国の水産業及び漁村は国民に対する水産物の安定的な供給を通じて健康で豊かな日本的食生活の一翼を担ってきました。ところが、かつて豊かな海だった沿岸海域は環境汚染や乱獲によって漁場が破壊され漁獲が減少し、漁業者は高齢化して後継者は減少の一途をたどっています。

我が国の漁獲量が減少している原因の一つに「磯焼け」が挙げられています。海藻が枯死した海には魚が住めません。海の中に森があれば春には魚が卵を産み卵から孵った稚魚は海藻の中に隠れ住み、それを狙って大きな魚が集まってきます。

中国ではコンブの養殖が大々的に行われていますが、コンブの海中林の面積に比例してここ10数年で漁獲を急激に伸ばし中国は世界一の漁業大国になったと言われています。

最近、全国各地でコンブ養殖講習会や現地指導を展開し、コンブとアワビ、ウニ類の養殖システム、ハマチ養殖場のコンブによる水質浄化、魚介類の産卵場や餌、稚魚の保育場などの期待が膨らんでいます。

長崎県でも、大村湾、壱岐、対馬、五島の海で昆布の栽培が始まって3年目になりました。全国各地からコンブの試験養殖に就いての実例報告、藻場造成についての成功例の体験報告、ならびにコンブ海藻の利用、加工のシンポジウムなど、「海の森づくり、こんぶサミット全国大会」を開催することとなり、関係する方々に呼びかけることにいたしました。

 

【大会内容】

第1日目(4月22日)  9:00 〜受付

 開会式   10:00 〜 10: 2 0 (大会行事)

@基調講演(10:20〜10:40)

「海の森づくり こんぶサミット i n大村」の意義と課題

松田恵明(海の森づくり推進協会代表理事・元鹿児島大学水産学部教授)

A事例報告(10:40〜11:05)

県内外コンブ試験養殖の事例発表(漁場造成の体験発表)

*12:00〜13:00   休憩・昼食・展示即売・試食、アトラクション

Bシンポジウム「こんぶと海の森づくり」 ( 11:10〜12:00 )

C分科会 ( 13:00〜16:15 ) 分科会

第1分科会「こんぶ栽培技術ならびに利活用方法について」(講師:陶敏彦 13:00−13:45)

第2分科会「海の森づくりの新しい取り組み」(魚礁など)(講師:門脇秀策 13:50−14:35)

第3分科会「カキ・魚類養殖と海の森づくり」(講師:西明教康;浦安春夫 14:40−15:25)

第4分科会「海藻料理(こんぶ)と健康」(講師:石川尚子 15:30−16:15)

D閉会式 (16:25−16:30)

E大会終了 16:30

自由参加の交流会(会食)(17:00−19:00)

その他催し

展示即売一般歓迎(長崎県産品、昆布、海産物他野外販売)

こんぶ料理試食会(参加者:自由参加)

 

第2日目/現地視察(4月23日) 9時〜(参加希望者のみ)現地集合

      視察現場

1,島原こんぶ養殖場(10:30〜11:30)

2,大村こんぶ増殖試験場(13:30〜14:30)

主催 : こんぶサミット実行委員会

共催:「海の森づくり推進協会」

長崎県大村市西大村本町 306-1

TEL 0957−52−1883    FAX 0957−53−7715

 

 

「アルゼンチンマツイカ」の漁獲量が急減

 

世界で最も大量に漁獲されるイカの一種で、日本でも塩辛やさきイカなど加工品に広く使われる南米アルゼンチン周辺の「アルゼンチンマツイカ」の漁獲量が過去5年ほどの間に急減、資源の枯渇が懸念されていることが19日までに、水産庁などの資源評価で分かった。
  日本の漁船による漁獲量もピーク時の5%以下に減っており、水産庁は2005年度にアルゼンチンと共同で資源調査を実施し、資源管理手法を検討することを決めた。
  イカの資源管理に当たっているのはアルゼンチンと、フォークランド諸島を領有する英国。両国は今後、漁獲量を厳しく制限する可能性が高く、日本の食卓に影響が及ぶ可能性もある。

 

インド洋のメバチ 乱獲深刻 漁獲量削減を勧告 

国際漁業管理機関 13年には親魚激減

すしネタや刺し身にするため日本が大量に漁獲、輸入もしているインド洋のメバチマグロが近年、乱獲によって急激に減少、このままでは近い将来に漁業が立ち行かなくなるとの解析結果を、国際的な漁業管理機関の専門部会がまとめたことが8日、明らかになった。
  資源解析をしたのはインド洋のマグロ類の漁業管理機関、インド洋まぐろ類委員会(IOTC)の専門部会。
  部会は、日本や台湾など、この海域でメバチマグロを捕っている国や地域の漁獲量削減の即時実施などを勧告。これを受け、IOTCは5月の会合で漁獲量削減を検討する。その結果次第では、日本の漁業や食卓にも影響が出ることになる。 2005.02.08


北極海温暖化は人権侵害 イヌイットが申し立てへ

【ブエノスアイレス15日共同】地球温暖化の影響で北極圏の氷の溶解が進み、生命や安全が脅かされているとして、極北地域で暮らす先住民族(イヌイット)の国際団体が近く、米州人権委員会(本部ワシントン)に人権侵害の確認を求める申し立てを行う。ブエノスアイレスの温暖化防止国際会議(COP10)で15日、団体の代表が明らかにした。
米国、カナダ、ロシア、グリーンランドの約16万人でつくる「イヌイット極周会議」議長のシェーラ・ワットクルティエさん(カナダ)によると、北極圏では夏の海氷の溶解が早まるなど温暖化が進み、コマドリなど従来は見られなかった生物が生息するようになった。一方、住居が氷の溶解で崩壊したり、氷が薄い個所から狩猟中の人が海に落ち死亡するなどの事故が増えたという。北極圏の急速な温暖化は、各国の科学者チームが先月まとめた報告書でも指摘されている。共同通信 12 月 16 日 10 時 31 分更新 004/12/16(Thu) 20:18